蛇口が壊れて水が止まらなくなって業者を呼んだときのこと

以前、キッチンの蛇口が壊れて水が止まらなくなり、業者を呼んだ時のことです。水が止まらなくなったと伝えるとすぐに来てくれることになりました。やってきた業者の方は「バルブがおかしくなっている」とすぐに判断してくれましたが、その際に「どうせなら蛇口ごと交換してしまったほうがいい」と言い出しました。蛇口は意外と消耗部品の多いものであり、バルブに異常が現れたということは他の消耗部品もそれなりに消耗している可能性が高いと。それであれば、トラブルが起きるたびに修理を依頼するよりも、蛇口そのものを交換してしまったほうが、結果的に費用面でも精神衛生面でも満足できるとのことでした。その時は、このまま水が流れっぱなしでは困ってしまうし、解決できるのであればそれでいいかと思い、蛇口交換をしてもらいました。すぐに用意できる蛇口を案内されて、それに従って蛇口を選択。作業はその日の内に終わり、晴れて新しい蛇口となりました。

でも、後からちょっと思ったんですよね。なぜバルブ交換だけではいけなかったのかと。それで済むならそれだけでもよかったのではと。確かに蛇口そのものを交換することで全て新品になりましたが、これで今後何か異常が起きたらまた蛇口交換?それってバカバカしいですよね?しかも、調べてみるとバルブ交換はとても簡単で、部品はホームセンターで調達できるうえに素人でも調べながらやれば対応できるような内容。結局、うまいこと話に乗せられてしまった形でした。業者の方も仕事ですし、実際嘘はついていないでしょう。でも、水が止まらなくて焦っているところでこういう結果になってしまったこと、自分の無知と冷静さを欠いた判断に、なんだか悲しくなりました。やはり、まずは何か自分で調べてみること。これが一番大切なのかもしれませんね。